もうすぐ春ですね

まあ、ミュンヘンは思いっきり雪な訳ですが。


まとまった時間がないと、マンガと業界情報以外には読書もままならないのですが、ここんとこはどうにか色々と読めてます。
マンガと同じで、取り敢えず本屋で目に着いたもの買ったり、あとは雑誌の書評なんか見たりしつつ


失われた町 (集英社文庫)

失われた町 (集英社文庫)


直近で読んだのは、これ。三崎亜記の『失われた町』。
三崎亜記は『となり町戦争』も『バスジャック』も好きだったけど、これもなかなか好きかも^^^^^^


日常ぽい舞台背景の中に、少しの「違う世界」的な要素を入れてくるのは『となり町〜』と一緒なんだけど、今度のもストーリーが壮大でした。
30年に1回、日本のどこかの「町」が「消滅」する世界、「消滅」した町の記録を国中から(文字通り)消すために存在する「管理局」なる国家組織云々。
(蛇足だけど、山田某もこういう設定好きだけど、あっちはいまいち活かしきれてない感じよね)


物語自体は、「消滅」した町が出発点になってるんだけど、展開を追うごとに管理局の本部がある首都とか、香港をモデルにした「居留地」とかで話が進んでくのが、演出的にもよい感じ


あとはキャラクターもよかったかなー。少々盛りだくさんにしすぎた感は、正直否めないけど、1つの物語を、複数の人生・視点から角度を変えて描く、ってスタイルはよかった。
あと、美人の女子高生はどんな話に出しても様になるよね(←


もう一冊買ったので、そっちも暇見て読もうっと。


(以上、mixi日記から加筆の上転載…)